2012年5月26日土曜日

パワー、セックス、自殺 (2)

遠い記憶を求めてシークエンス。mixi拙日記2009.01.29コピペ。

エントロピー増大の法則というのがある。放って置くとバラバラになってしまうという自然の掟。覆水盆に返らずの世界だ。構成要素が相互作用しない系に適用される。要素が相互作用する系では、要素間の力(内部エネルギー)とエントロピーの兼ね合いで、系の状態が決まる。(ref.→『感性の起源』P65)

人間の構成要素は細胞である。人間の生は細胞間の円滑なコミュニケーションによって支えられている。

http://
www.tousa-nu.com/contents/tousa/frame.htm

病気とは細胞たちのディスコミュニケーション。いくつの言語があるのか知らないが、糖鎖という言語は重要らしい。ポイントは(遺伝子によって決ま る)タンパク質を修飾する糖鎖はタンパク質の形によって決まり、遺伝子によって書かれていないということ。当然、それによるコミュニケーションも遺伝子に は書かれていない。規定はされるが決定はされない。人間の会話と一緒だな!


「糖鎖の不思議な点は、遺伝子情報の地図をもとにつくられた、タンパク質が合成されたあとに付加される点です。ゲノムの情報をこえた、不思議な情 報がかくされているのです」と語る。もちろん、糖鎖を付加したりとったりするはたらきをもつ酵素はタンパク質であるので、遺伝子の情報にもとづいている。 しかし、その酵素がどこでどのタンパク質に糖を修飾するのかは、なぞである。



特定の遺伝子によって、決められた細胞に糖が付加される例もある。私たちのABO式血液型は、特定の酵素の存在が直接、どの血液型になるかに結び ついている。ヒトの血液型の基本型はO型である。O型の糖鎖をつくる酵素はすべてのヒトがもっている。それに加えてA型、B型のヒトは、それぞれA酵素、 B酵素をもつ。A酵素、B酵素は、それぞれ別の種類の糖を糖鎖に追加する。
AB型は、両方の酵素をもっているため、A型の糖鎖とB型の糖鎖の両方をともにもつ状態になる。このように、ABO式血液型は、特定の遺伝子から合成される酵素が、決められた部分の糖鎖を決定することが、はっきりと明らかになっている例だ。


血液型の違いって、糖鎖の違いだったんだね!

ということは、神経細胞の会話の内容も糖鎖によって違ってくる、すなわち血液型によって違う!?


* 血液型と性格について否定する一部の研究者に、脳に血液型物質が存在しないと主張する人がいるが、それは全くのウソである。血液型物質は、たまたま血液中から発見されたので「血液型」と名前が付いたが、脳も含めて体中に存在している。
* ABO 式血液型物質は、遺伝子の解析による研究によれば、人類がまだ中央アフリカにいる10万年前ぐらいにA型からB型が発生した。ヒトとゴリラやチンパンジー などの類人猿は同じ血液型物質を持っている場合もあるが、それらは遺伝子的にはおのおの別に発生したものである。従って、ヒトのABO式血液型は10万年 前ぐらいに発生したと言ってよい。

(中略)

さて、ここで、この受容体には「脱感作」という状態がある、ということなのです。神経伝達物質がずっと存在していると、つまり刺激が長く続くと、 受容体に神経伝達物質が結合しているのにチャンネルが開かない、つまり刺激に反応しなくなっちゃう状態です。むちゃくちゃ興奮し続ける危険性を回避してい るわけですね。

さてさて、能見さんの本に出てくる、血液型別興奮曲線ですが、この脱感作となんらかの関係があると思われませんか?

* O型は、一度興奮しだすと(あがったりすると)収まらない。
* A型は、普段はO型ほど安定しているわけでもないが、興奮の後、開き直って安定する。
* B型は、喜怒哀楽も激しい方であるが、AやOのような興奮状態がない。
* AB型については、能見さんは2つの波を重ねてかいていますが、B型同様、AやOのような興奮まではいかない? 突発的感情変化、というのはよくいわれますが。
http://
www010.
upp.so-net.ne.jp/abofan/tousa.htm

0 件のコメント:

コメントを投稿